はじめに
岡山県北東部、江戸時代は美作(みまさか)と呼ばれていた地域の山あいに明治初期創業の旅館、奥津温泉・奥津荘があり、こちらに滞在しました。
- こちらの名物は温泉と料理です。
- 1) 温泉
温泉が川底から湧き出ていて、この旅館では、その自然に湧き出る温泉を利用した風呂を運営しています。「立湯」(たちゆ)と言って、最大120cmの深さの湯舟に立って入るお風呂で足元から温泉が湧くのを感じながら入る風呂もあります。
泉質はサラサラ。「絹のように、やさしく柔らか」(奥津荘ホームページ)な泉質です。 - 2) 料理
美作の中心地、津山は古くから山陰と山陽を結ぶ交通の要所だったため、古くから農耕や輸送に使う牛馬の市が開かれていました。日本では江戸時代、仏教の影響で肉食が禁止されていましたが、津山は滋賀県彦根市とならぶ全国でも稀な“養生食い”(薬食いとも言われ、健康のために薬として肉を食すこと)の本場として知られていています。
この地域の郷土料理として古くから伝わる、牛肉を使った料理が出ました。
また温泉の源泉を使った鱧(はも)の蒸し料理なども出ました。とてもヘルシーで美味しい料理でした。
チェックイン
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玄関
この旅館の入口になります。
ラウンジ
旅館のくつろげるラウンジです。
お菓子
到着時にいただいたお茶菓子、津山名菓「桐襲(きりかさね)」です。
お抹茶
お抹茶を出していただきました。
客室
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和室の部屋
客室の中ですね。こういう和室のタイプになっています。
夕食
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「食前の一滴」と前菜
食前酒の代わりに「食前の一滴」としてグラスに温泉が出されました。
夕食の前菜です。ここのお料理もすごい全部美味しかったですね。
前菜
前菜です。
左のガラスの器は、もずく酢でしょうか。手前の前菜5種はいろどりがきれいです。
スパークリングワイン
これはいただいたスパークリングワインです。
氷を入れた木桶にボトルをいれています。とてもお洒落です。
干し肉と刺身
肉料理は、地元名物の「干し肉」でしょう。まるでローストビーフのようですが、このような肉料理が地元料理として定着しているところは面白いです。
刺身は、鯵(あじ)、ヒラメ、蛸(たこ)です。
そずり鍋
地元の名物「そずり鍋」です。
牛肉のいろいろな部位の骨についた肉をそぎり落とした「そずり肉」をネギやキノコ、大根などの野菜と一緒に食べる鍋です。
源泉での鱧蒸し
左上の四角い升のような器は、鱧(はも)をきのこと一緒に温泉の源泉で蒸したもので、この旅館創業以来の名物料理だそうです。
蓮根饅頭
蓮根饅頭。すりおろした蓮根を団子にして煮た料理です。
ラウンジ
これは夕食の後にくつろいだ奥津荘のラウンジです。
コーヒーが出され、静かな音楽を聴きながら穏やかな時間が過ごせます。
夜のツアー
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ホタルを見るツアー
この日の夜にホタルを見に行くツアーに参加するために、この車に乗りましたが、あいにく、すごい土砂降りの雨でした。ホタルは草むらで光は放っていましたが、やはり雨でよく見えませんでした。
温泉
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川の湯(1)
浴槽がタイル張りの風呂。近くを流れる吉井川のせせらぎと、山の木々の緑を楽しみながら入ることができます。このお湯がサラサラして、やさしい泉質です。
この風呂は貸し切り風呂ですので撮影ができました。
川の湯(2)
これも「川の湯」です。
写真はありませんが、この旅館には「立湯」といって、吉井川によって自然と造られた岩のくぼみを活かし、立ったまま入浴できるほどの深さがある浴室があります。(貸し切り風呂ではないので撮影できませんでした。)
深いところでは120cmほどの深さです。泉質は「川の湯」と同じで、サラサラと柔らかい泉質です。