手作り海産物豪華会席料理の宿・根室「照月旅館」滞在記
千島海流は栄養塩に富みプランクトンが多く、親潮(魚を育てる潮)と呼ばれます。その親潮が直接流れ込むのが北海道最東の根室。
「照月旅館」はここで地元の海産物を使った手作りのおいしい料理をいただける、明治時代創業の老舗旅館です。
オホーツクの冷たい海で育った脂ののった新鮮な魚、カニ、エビ、貝を使った豪華会席料理をお部屋でいただく。看板料理は「ウニの茶碗蒸し」。赤く輝く「花咲カニ」は一人に1杯丸ごと出てきます。
こんな旅館を訪れない理由はあるでしょうか。
今回はこの根室「照月旅館」の滞在記をお届けいたします。
2019年3月に初めて宿泊してこの根室の食の味が忘れられず、2021年6月と2021年12月にも宿泊しました。
旅館の設備
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外観
根室の照月旅館の外観です。
玄関と階段
玄関と階段です。
スリッパは端正に並べられ、廊下と階段はピカピカに掃除されています。
廊下
二階廊下の写真です。
廊下はピカピカです。
湯沸かしポット
お湯のお茶のポットの写真です。
お部屋
就寝前、お布団を敷いていただいた際の写真です。
共用トイレ手洗い場
旅館の共用トイレの手洗い場です。すっきりした作りになっています。
夕食
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食卓の料理
夕食の写真です。
これは最上級の月膳と呼ばれるお部屋食の内容になっています(御膳のランクは月膳・照膳・館膳の3種)。月膳および照膳は、お部屋で夕食をいただくことができます。
- (素晴らしい料理の数々)
- • 赤く輝く「花咲ガニ」です。
- • 魚は高級魚「キンキの塩焼き」です。
- • 左側の手前にある青い四つ葉皿は「氷頭なます」。鮭の頭の一部を酢締めにしたものとはんぺんを黄身酢で和えたものです。
盛りだくさんの料理
【半月盆】
- 一番奥:
- 照月旅館の看板料理「ウニの茶碗蒸し」
- 中央:
- フルーツ盛り合わせ
- 右手前赤い器:
- タラバガニの内子とボタンエビを合わせたもの
- 手前中央:
- ツブ貝とすった生うにを和えたもの
- 黒い小皿:
- カジカの肝を味噌と混ぜたもの
- 金縁の器:
- カスべという魚の煮物。いんげんとかまぼこ添え
【紅葉の皿】
- 黒い粒は「タラバガニの外子」
【青い四つ葉形の皿】
- 「氷頭なます」(鮭の頭部の軟骨を酢締めにしたもの)とはんぺんを黄身酢で和えてサラダ風にしたもの
キンキの塩焼き
高級魚「キンキの塩焼き」です。
脂がのっていて、まるでお肉を食べているようでした。
花咲ガニと地酒
「花咲ガニ」と地酒「北の勝」です。
花咲ガニ・お刺身・地酒
花咲ガニとお刺身です。
花咲ガニは水揚げ量も少なく、北海道以外ではあまり目にする機会がないカニです。根室は主要な水揚げ地です。濃厚な味を堪能しました。
お刺身はボタンエビ、ホッキ貝、帆立貝のようです。
根室の地酒「北の勝」が出されました。根室で買うと750mlで一本880円ぐらいなのでお手ごろでかつ、飲みやすくて美味しい辛口の酒でした。
二日目の夕食でのズワイガニ
連泊した際、二日目の夕食では、ズワイガニをいただきました。
朝食
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朝食会場
朝食の会場です。
おかず
朝食です。
サンマの塩焼きがメインです。
付け合わせは、ほうれん草の胡麻和え、山芋のとろろ、冷奴、結び昆布の甘煮など。ほっこりする和朝食です。
ご飯とおかず
ご飯もついでいただきました。
花咲ガニの味噌汁
花咲ガニの味噌汁です。
「鉄砲汁」と呼ばれる根室の地元料理だそうです。
おかずが並んだ全景
「鉄砲汁」(花咲ガニの味噌汁)も並んだ全景です。
連泊した際の朝食の主菜
連泊した際の朝食の主菜は「鮭の塩焼き」でした。
食後のコーヒー
食後のコーヒーです。
このコーヒーの豆にもすごいこだわっておられるようで、バニラのような甘い匂いもするんです。
味はコーヒーの苦みもあって、かつそんなバニラっぽい匂いもしてとても幸せな気持ちになりました。
(参考)ホテルまでの行き方
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◇飛行機: 根室中標津空港から路線バスでJR根室駅前バスセンターまで約1時間40分です。
◇釧路駅からJR: 釧路駅より各駅停車利用で約2時間45分です。
◇釧路駅からバス: 釧路駅前バスターミナルから約2時間45分です。
◇札幌から車の場合: 道東自動車道で浦幌IC下車。釧路市内より国道44号線。450km、約8時間です。
照月旅館へは、JR根室駅よりタクシーで約5分(徒歩約15-30分前後)です。
さらなる詳細な根室までの行き方は、以下の根室市観光協会ウェブサイトで参照できます。
リンク(これは外部サイト、「根室市観光協会」へのリンクです。)
なお、公共交通機関の運行に関する最新の情報などは、運行会社などにお問い合わせください。