はじめに
パリでも最高級クラスのホテルLe Meurice(ル・ムーリス)に宿泊しました。5つ星のさらに上位に格付けされる、“パラス(palace)”と呼ばれるホテルです。
ル・ムーリスの建物は、1811年に建築され、何度も時代に合わせてリノベーションを実施しています。
設備・内装は洗練され最高級ホテルの風格に満ちていました。
スタッフの方はみなさん気さくで、外から帰ってくると、声をかけてくれ、何か必要なものはないか、などと気を配っていただき、素晴らしい接客でした。
周辺と館内
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リヴォリ通り
パリ中心のリヴォリ通り(Rule de Rivoli)です。
いろいろな商店、カフェ、ホテルなどが並ぶ賑やかな通りです。歩道部分はこのようにアーケードになっています。
この奥が今回泊まるル・ムーリスです。
外から見るホテル
外から見るル・ムリースの様子です。
窓越しに見えるのは、おそらくレストランだと思います。
このホテルはパリの中心部、エリゼ宮(大統領官邸)やコンコルド広場などの近くに立地しています。
エントランスの車寄せ
これがのエントランスの車寄せです。
1835年の創業ですが、何度もリノベーションして歴史を維持発展させている建物です。
エントランス
ホテル・ル・ムーリスのエントランスです。
エントランスホールの様子
ホテルに入った直後のエントランスホールの様子です。この曲がりくねったギリシア神殿風の円柱がからみあったオブジェはおもしろいです。
エントランスホールの奥はロビー、その奥は「レストラン・ル・ダリ」です。
エントランスホールの花
エントランスホールに飾られていたお花です。
ロビー
1階ロビーのソファー席エリアです。
すごく高級感がある大理石、シャンデリア、カーテンの作りになっています。
ウェルカムドリンク
ウェルカムドリンクはコーヒーと炭酸水をいただきました。
レストラン ル・ダリ
ウェルカムドリンクいただいたのは、ロビー奥の「レストラン ル・ダリ」の席です。
天井の絵が圧巻です。
レストランの天井画
「レストラン ル・ダリ」天井の絵です。
バー
ホテル内のバー「Le Bar 288」です。クラシカルな大人の雰囲気です。
1階シーティングエリア(1)
1階のシーティングエリアです。
ゆったりしたソファーとテーブルが置かれています。
1階シーティングエリア(2)
これも1階の別のシーティングエリアです。
さすがに5つ星の上の「パラス」格だけあって、全ての調度品が、ソファーもテーブルもじゅうたんも、お洒落で、かつ何かメッセージを発しているような奥深さがあります。
ソファーの背もたれの「肖像画」は歴史上の有名人か王室の方のものなのでしょうか。
シーティングエリア入り口
先ほどの背もたれに肖像画が描かれたソファーのあるにシーティングエリアの入り口です。
客室に向かう廊下
1階ロビーから部屋に移動する際の廊下の様子です。
ここのホテルの内装にはこういったエメラルドグリーン調の色が基調として使われています。
客室
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客室内
客室に入りました。
テーブルの上にはワインクーラーに入ったワインとリンゴが置かれています。バラの花も飾られていました。
ベッド(日中)
客室のベッドです。
ベッド手前の2つの椅子もゴージャスです。
冷蔵庫と多量の水のボトル
客室内の冷蔵庫とその上の台です。台の上に水のボトルをたくさん置いてもらっています。
ホテル予約後に、ホテルからメールで、「何か個別のリクエストはありますか」と聞いてきたので、「水のボトルをたくさん用意してもらいたい」とお願いしたのに応えてもらったのです。私の同行者が、水をたくさん欲しいと言っていましたので。
洗面台
洗面台の写真です。とても感じのいい、ゆったりした洗面台が二つあって嬉しいです。石鹸台の上の石鹸やアメニティもお洒落で、スリッパも揃っています。体重計もあります。
すごくいい洗面所で、幸せになります。
バスローブ
バスローブです。
バスタブ
バスタブもきれいです。壁と床は大理石です。
テレビ
部屋の中央辺りにあるテレビの写真です。
ウェルカムマカロン
部屋に入ってしばらくすると、ボーイさんがウェルカムマカロンを持ってきてくれました。テーブルの上のウェルカムの品々です。
- • マカロン
- • ワイン
- • リンゴ
- • 白いバラの花
部屋の様子
ツインベッドに座って、そこから取ったお部屋の雰囲気です。
部屋の窓からの景色
部屋の窓から見た外の風景です。煙突があって、白いブラインドが窓についていて、ベランダに花を飾っている家もある、パリらしいアパートが見えます。
大通りに面していないので静かに過ごすことができます。
シャンパンを買って冷やす
ホテルの近くでシャンパンを買ってきました。これを夜に飲むためにホテルの人に氷だけ持ってきてもらって、このクーラーで冷やしています。
ベッド(夜)
暗くなってからのベッドの様子です。
フルコース昼食
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「レストラン ル・ダリ」
ホテル内のカフェレストランの入口の写真です。
昼食はここでいただきます。
テーブル着席
ホテル内のレストランで1人でフレンチのフルコース・ランチをいただくことにしました。
世界各地でレストランを経営するシェフALAIN DUCASSE(アラン・デユカス)氏の名前を関したレストラン「Restaurant le Meurice Alain Ducasse」です。
レストラン内の様子
レストランの様子です。シャンデリア、中世の貴婦人達を描いたような絵画、宮殿のような壁の装飾が格式の高さを現わしています。
奥にあるサービスカートにはバケットを始めとする各種パンがおかれています。
シャンパン
これが私が頼んだシャンパンのボトルです。“alain duccase”。まさに、このレストランの経営者の名前のシャンパンです。
奥に日本人のご夫妻と思われるお客様もおられます。
メニュー
メニューカードをいただきました。
今回は“Menu Dejeuner(デジュネ・昼食) ”といって、料理3皿とチーズの皿とデザートの皿が出される、昼食のセットメニューのようなものをいただくことにしましした。
アミューズブッシュ
アミューズブッシュ(食前酒と共に出される「先付」)です。
- • 木皿にのせられた野菜のかき揚げのようなもの
- • 木製の器に入った白い丸いかたまり2つ
パンのサービスカート
パンのサービスカートです。
大きな「ハードブレッド」を目の前で切っていただけるものです。
これだけですごく気分が高まります。
アミューズとパン
テーブルの上はアミューズブッシュとパンです。
- • アミューズブッシュ
- • 切ってもらったパン、大きなバターナイフ
- • バター2種 金属製のバタープレートの上と白い台の上多分、無塩バターと有塩バターでしょう
- • 岩塩
- • シャンパン
一皿目・季節の野菜のサラダ
一皿目です。足つきのお皿(高坏・たかつき)に盛られた野菜(フダンソウ、ルバーブ、春玉ねぎなど)のサラダです。
サラダとドレッシング
野菜(フダンソウ、ルバーブ、春タマネギなど)のサラダをいただいています。手前の緑色のものは、ドレッシングです。
白ワイン
白ワインです。この日は「ペアリング」(一皿毎の食事に合ったワインをレストランに選んで持ってきてもらうスタイル)にしました。
二皿目・オマール海老と蕪
その白ワインとともにいただく前菜です。二皿目です。
- • オマール海老と蕪をゼラチンのようなもので巻いて、柑橘のソースをかけたもの
2種類目の白ワイン
二皿目が終わり、次の料理の前に2種類目の白ワインを注いでもらっています。
メイン料理・魚
メインの魚のお料理です。
- • 白身魚のソテーと温野菜
スープ
コンソメか何かスープだと思うのですが、下からスープを温めて、上部にミントか何かの緑野菜がセットされていてスープの蒸気が野菜に入っているようなセットです。目の前で、その様子を見せてくれます。
とても珍しい経験です。
変色したスープ
スープが温まると、野菜からエキスが出たのか、みるみる色が変わりました。
でき上ったスープ
温まって、色が変わったスープをこの円すい形のグラスに入れてくれました。
なぜ色が変わったかわりませんが、さすがに日本にはないアイディアですね。
チーズ
チーズのワゴンサービスです。ここから好きなものを盛り合わせてくれるという、チーズ好きにはたまらないものですね。
下に渦巻の形のパンも見えます。
チーズの盛り付け
このチーズのワゴンから、盛り付けていただいている様子になります。
甘口ワイン
チーズとともにいただく甘口ワインです。
- • VIN DE PAILLE ヴァン ド パイユ
いただいたチーズ
チーズは全種類をいただきました。
合わせて渦巻形のパン、黒いフルーツ入りのパンもいただき、すごく素晴らしい内容になっています。
次はデザート
チーズを食べ終えて、デザートを待っているところです。
デザート作り
目の前に、生のオレンジが運ばれてきました。
オレンジをカットして果汁とその他のシロップなどで、オレンジのシャーベットが出来上がりました。
デザート(1)
- • オレンジのシャーベット
- 氷を敷き詰めた器に盛り付けられています。
- • 焼きイチゴ
- バニラソースとチョコレートソースかけ
デザート(2)
焼きいちご バニラソースとチョコレートソースかけ のアップです。
デザート(3)
最後にチョコレートのボックスと、チョコレートの味がする胡麻入りの甘いせんべいのようなお菓子が出されました。
食後の口直し的なサービスだと思います。
チョコレートなど
このチョコレートとせんべいのようなお菓子のアップです。
チョコレートはこのレストランの経営者Alain Ducasse氏の監修によるものです。
食後
食事が終わった後のこのレストランの全体の風景です。
レシート
この昼食のレシートです。
235ユーロ。2019年5月当時の為替で大体2万8千円ぐらいです。
Alain Ducasseのチョコ
先ほどのチョコレートを箱詰めにしてシールを貼ってもらいました。お土産として後でいただきます。