公開日:2024/3/19  アクセス数:69

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はじめに

雲仙観光ホテルでの滞在の様子や食事などを写真で紹介します。

二食付き宿泊プランを利用しました。夕食は、洋食と和食から選べますが、フレンチのフルコースディナーをチョイスしました。

雲仙観光ホテルは昭和10年10月10日の午前10時に開業した洋風スタイルのクラシックホテルです。日本政府がアジア初のオリンピック招致を目指していた時期で、外国人旅行客と外貨の獲得のためにも西洋式ホテルの開設が求められる時代背景があったとのことです。日本初の国立公園に指定された雲仙は、当時活況だった上海航路が運航されていた長崎からも近く、外国人旅行客の避暑地として栄えました。

古き良き戦前の時代を肌で感じる空間、先人たちの職人技術を感じる館内の設え、大浴場での雲仙の白い硫黄泉、フレンチのフルコースディナー、洋風のフルサービスブレックファスト、スタッフの方々のホスピタリティ等、すべてが静かな佇まいで落ち着いていて、至福の時間を過ごしました。

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チェックイン

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ホテルの入り口①:車道からの風景

車道からの風景

カイズカイブキの並木道を通って雲仙観光ホテルに向かいます。

ホテルの入り口②:正面入り口

正面入り口

ヨーロッパの山小屋風である外観がなんともいえず良いです。

ホテルの入り口③:入館直前

入館直前

木の温もりを感じる重厚感のある扉です。

ホテルのロビー

ホテルのロビー

柱や梁、調度品は艶をまとい、ノスタルジックさを感じさせてくれます。雲仙観光ホテルのオーナーである堂島ビルヂングの祖業が船会社だったこともあり、館内は豪華客船をイメージして作られたとのことです。

ウェルカムティー

ウェルカムティー

チェックインした際にウェルカムティーをいただきました。

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お部屋

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ベット・リビングルーム

ベット・リビングルーム

木の柱をはじめとして、空間全体から、歴史を感じることのできる部屋です。

リビングルーム

リビングルーム

このあずき色の壁紙は、19世紀に活躍した英国のデザイナー“ウィリアム・モリス”のデザインによるものです。優しい雰囲気に包まれます。

ウェルカムスナック

ウェルカムスナック

部屋は、雲仙地獄に向いていて、迫力ある湯煙を眺めることができます。テラスに出ると、雲仙地獄の自然な空気や湯煙の香りに癒されます。

三面鏡・茶器など

三面鏡・茶器など

左側が三面鏡で、右側は茶器、湯沸かし器、冷蔵庫などがあります。

茶器など

茶器など

部屋でお茶の時間をゆっくり楽しむことができます。

浴室

浴室

洋風の浴槽です。客室のお風呂では、温泉は出ません。大浴場で、ゆったり雲仙の白い硫黄泉につかることができます。

部屋からの眺望:チェックイン当日

部屋からの眺望:チェックイン当日

雲仙の街並みや湯煙をのんびり眺めながらリラックスします。

部屋からの眺望:翌朝

部屋からの眺望:翌朝

翌朝は快晴でした。

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図書室等

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図書室①:全体像

ラウンジの全体像

佇まいが落ち着いていて、美しい図書室です。図書室には、たくさんの本が並んでいます。

図書室②:別側からの全体像

ラウンジの別側からの全体像

ソファに腰掛け、長居できそうです。

撞球(ビリヤード)室

撞球(ビリヤード)室

歴史を感じる撞球台・器具類です。

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館内の様子

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客室への廊下

客室への廊下

趣のある廊下です。開業当時は外国人旅行客を主要顧客と位置付けていたため、ドアノブはちょっと高い位置にあります。

階段①:2階からの光景

2階からの光景

随所に開業当時の雰囲気を感じることができます。絨毯はふかふかと厚みが十分あるので歩いていて気持ち良いです。

階段②:中二階

中二階

戦前に建てたれた木造建造物のため、館内にはエレベータが無いものと推察します。かと言ってエレベータの為に、木造の柱や梁で支える構造強度に変化を加えることより、先人がつくったものを可能な限り忠実に次世代に伝えていって欲しいと思います。階段の踊り場などには随所に休憩用の椅子が置かれています。

大浴場に繋がる廊下

大浴場に繋がる廊下

大浴場の白い硫黄泉は素晴らしいです。温泉は雲仙地獄より引き湯した掛け流しで、源泉が90℃強と高温のため、加水して温度を下げていますが、それでも熱く、効き目ある泉質だと思います。露天風呂は狭いため二人で丁度良い程度です。

雲仙の硫黄泉は強い酸性なので殺菌効果があります。湿疹やしもやけ、切傷などの皮膚病全般に効果があります。また美肌効果もあり、その他、慢性のリウマチ、糖尿病、神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、健康増進にも適していると言われています。

バールーム前のグランドピアノ

バールーム前のグランドピアノ

バールーム入り口前に置かれているグランドピアノです。

古い旅行案内など

古い旅行案内など

開業当時の旅行案内などがが展示されています。

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ダイニングルーム:全体像

ダイニングルームの全体像

ディナータイムは、ダイニングルームのドア横の銅鑼を鳴らし、開始を告げます。雲仙観光ホテルのオーナーである堂島ビルヂングの祖業が船会社であったため、客船の出港時等に打ち鳴らす銅鑼のコンセプトをダイニングルームのオープンを告げる「アイデア」として取り入れ、現代もこの伝統を引き継いでいるものと思います。

ダイニングルームはとても広く、天井も高いため開放感が味わえます。ダイニングルームの中心付近には、コース料理とともにサーブする、シャンパンやワインなどが置かれているバーカウンターがあります。

スタッフの方には、落ち着いた、付かず離れずの的確な応対で気持ちよくサーブいただきました。

キャンドルの炎に癒されます。

テーブルセッティング

テーブルセッティング

目にも鮮やかな素敵な食器やカトラリー類です。

シャンパン

シャンパン

充実したワインリストやその他各種アルコール類、さらにはソフトドリンク類が魅力です。

アミューズブッシュ

アミューズブッシュ

雲仙、島原の地元食材をふんだんに活かしたフレンチのコースです。伝統的なフレンチとこだわりの素材が融合した「雲仙キュイジーヌ」を楽しむことが出来ます。

プチシューなどのアミューズで始まります。

前菜

前菜

長崎産ハーブ鶏の燻製とフォアグラなどです。温められたパンとバダーもサーブされます。

スープ

スープ

カブ仕立てのスープです。

魚料理

魚料理

お魚のムニエルに牛蒡のソースです。

肉料理

肉料理

雲仙鹿肉のステーキです。

チーズ

チーズ

熟成チーズの盛り合わせです。

アヴァン・デセール

アヴァン・デセール

レモン仕立ての1番目のデザートです。

デザートコレクション

デザートコレクション

続いてのデザートはワゴンサービスで提供されるパティシエ特製スイーツです。リクエストしたものを、目の前で取り分けて盛り付けてくれます。まるで海外にいるような、素晴らしいサービスだと思います。

デザート

デザート

レモン仕立てのデザートに加え、色とりどりのケーキ、さらにはベリーのソルベに抹茶アイスです。

プチフール

プチフール

締めのプチフールで、幸せの絶頂です。

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テーブルセッティング

テーブルセッティング

着席時のテーブルセッティングです。朝食に期待が膨らむ瞬間です。

前菜・サラダなど

前菜・サラダなど

パテ・チーズ・サーモンのマリネの前菜プレートとサラダです。

前菜・サラダ・ヨーグルト・スープ・パンなど

前菜・サラダ・ヨーグルト・スープ・パンなど

前菜プレートとサラダに加え、スープ、ヨーグルト、スムージーです。

パンの全体像

パンの全体像

サクサクのトースト、クロワッサン、セサミロールです。いちごジャム、ハチミツ、バター、オリーブオイルが添えられます。

メインディッシュ:卵料理

メインディッシュ:卵料理

メインディッシュは卵料理をスクランブルエッグ・オムレツ・フライドエッグのお好みの調理方法でお願いできます。スクランブルエッグをいただきました。また一部の曜日では、フレンチトーストも選べるとのことです。

スクランブルエッグ

スクランブルエッグ

雲仙地鶏の卵を使ったスクランブルエッグと雲仙ハムおよび温野菜です。

フルーツ

フルーツ

食後のフルーツです。

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バールーム

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バールームの光景

ラウンジの全体像

ジャズが流れる心地よいオールドバーです。ひとりの時間を楽しむのも良し、同行者との会話にも華が咲きそうです。

バールームの別角度からの光景

ラウンジの全体像

チェックインの際にいただいたドリンク券で、オリジナルカクテルを楽しみました。

宿泊予約サイト

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以下リンクにて雲仙観光ホテルの宿泊予約サイトにご移動いただけます。

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(参考)ホテルまでの行き方

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長崎駅前県営バスターミナルから路線バスで約1時間40分です。
諫早駅前から路線バスで約90分です。
島原駅前から路線バスで約40分です。
小浜(雲仙市)から路線バスで約25分です。

また、私が利用した際は、前日までの予約で、長崎空港および諫早駅から、雲仙観光ホテルまでの無料送迎サービスがありました。乗車時間は長崎空港からは約90分、諫早駅からは約60分です。送迎サービスの詳細は、ホテルにお問合せください。

さらなる詳細な雲仙までの行き方は、以下の雲仙温泉観光協会ウェブサイトで参照できます。

リンク(これは外部サイト、「一般社団法人雲仙温泉観光協会」へのリンクです。)


なお、公共交通機関の運行に関する最新の情報などは、運行会社などにお問い合わせください。

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